食欲減退や背中ニキビがあったらHIV検査を!

 HIVウィルスに感染すると、免疫細胞の破壊が進んで背中などにニキビができ、なかなか治らないことがあります。食欲減退もしばしば起こります。感染の可能性があり、こうした症状が現れた場合は、感染したかもしれない日から3か月後にはHIV検査を受けましょう。保健所では無料で、匿名のまま、検査を受けることができます。HIVへの感染機会があったということは、同時に性病や肝炎にも感染した可能性があるということなので、それらも一緒に調べることができます。その場合は結果は、採血の1週間後に知らされます。そのためもう一度保健所まで足を運ぶ必要があります。HIV検査だけでいい場合は、即日結果がわかる保健所もたくさんありますので、そうしたところを選んで検査することも可能です。保健所では、住所も電話番号も聞かれませんので、どこの保健所で検査を受けてもかまいません。知り合いのいなさそうな、遠くの保健所を使う場合は、採血から数十分後に結果がわかるところを選ぶと、足を運ぶのが一度きりで済みます。
 HIVウィルスに感染すると、免疫システムがどんどん破壊されていきます。しまいには外敵から体内の環境を守れなくなるほど免疫細胞が減り、外界に常在している弱い菌にも浸食され、衰えて死に至ってしまいます。例えHIVウィルスに感染したとしても、ウィルスの数を減らし、免疫細胞が破壊されるのを防げれば、普通に生活して寿命まで生きられます。エイズが現れた30年前は、そうした薬がありませんでしたが、現在は効果的な薬が次々と開発され、検出限界値以下にまで、HIVウィルスの数を減らすことができるようになっています。早期発見、早期治療は何よりも大事です。

HIV関係の記事